コーヒーの品種について ①

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今回から何回かに分けて、コーヒーの品種について書いていきたいと思います。

コーヒーの品種については、多種多様な品種があり亜種も含めると1,000種類以上あると思いますので、アラビカ種の主だったものを中心に取り上げていきます。

コーヒー品種の体系図

コーヒーはアカネ科(Rubiacea)のコフィア属(Coffea)に属する熱帯植物です。

コフィア属にはアラビカ種(Coffea arabica)とカネフォラ種(Coffea canephora)に分けられ、流通量ではアラビカ種が全体の約60%を占め、カネフォラ種(ロブスタ種)が約40%を占めます。

アラビカ種の品種の主だったものの体系図は下図のようになります。

出典:world coffee research

Bourbon(ブルボン)

世界で最も文化的および遺伝的に重要なアラビカ種コーヒーの一つです。ブルボンは、ブルボン系品種の中心となる品種です。背が高く、生産量が比較的少ない品種です。サビ病などの病害に対する耐性は低いですが、優れたカップ品質が特徴です。

ブルボンはフランスの宣教師により1700年代初頭にイエメンからブルボン島(現在のレユニオン島)に持ち込まれ、現在の名前が付けられました。1800年代中頃からアフリカやアメリカ大陸など新たな地域へと広がって行きます。

1860年頃にブラジルに導入され、そこから南米や中米の他の地域に急速に広まり、現在も栽培されています。この地域では、インドから導入されたブルボン関連の品種やエチオピア在来品種と混ざり合いました。今日では、東アフリカにはブルボンに似た多くの品種が見られますが、ラテンアメリカで見られる独特なブルボン品種と完全に一致するものはありません。

現在、ラテンアメリカでは、ブルボン自体はその子孫にあたる品種(特にカトゥーラ、カツアイ、ムンド・ノーヴォなど)に大部分が取って代わられていますが、ブルボン自体もエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ペルーで依然として栽培されています。

Typica(ティピカ)

世界で最も文化的および遺伝的に重要なアラビカ種コーヒーの一つです。中米で高品質を誇ります。背が高く、生産量が非常に少ないものの、最も寒冷な環境に適応しています。しかし病害に対する耐性は非常に低いです。

ティピカ系グループは、すべてのアラビカコーヒーと同様に、エチオピア南西部が起源と考えられ、15~16世紀頃にイエメンに持ち込まれたとされています。
1700年までには、イエメンからインドへ、インドからバタヴィア島(現在のインドネシアのジャワ島)に持ち込まれました。
この少数の種子が、現在「ティピカ」として知られる独特の品種を生み出しました。
その後、1本のティピカコーヒーの木がジャワからアムステルダムに送られ、フランスにも分け与えられました。

また、オランダからオランダ領ギアナ(現在のスリナム)へ、さらにブラジル北部へと植民地貿易のルートで送られました。

ブラジル南部には1760年から1770年の間に到達しました。また、パリからは1723年に西インド諸島のマルティニーク島へ送られました。

18世紀後半には、マルティニーク島からカリブ海(ジャマイカ、キューバ、プエルトリコ、サントドミンゴ)、メキシコ、コロンビアへと栽培が広がり、そこから中米全域に広がりました。

1940年代まで、南米および中米のコーヒー農園の大半はティピカが植えられていました。しかし、ティピカは収量が低く、主要な病害に非常に弱いため、徐々にアメリカ大陸全域で他の品種に置き換えられました。それでも、現在でもペルー、ドミニカ共和国、ジャマイカでは広く栽培されており、特にジャマイカでは「ジャマイカ・ブルーマウンテン」として知られています。

出典:world coffee research

※次回はブルボングループの品種について書く予定です。

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